醒めない記憶

エンタメは心のビタミン

青い靴を履く理由

パンダドラゴン
Cherish memoriesFINAL 祐矢卒業SP
『青春』〜青の記憶 春の思い出〜

祐矢くんの卒業公演タイトルにありますが、自分にとっての“青”の話を書いてみようと思います。

1年と少しを振り返る日記のようなものですが、見返したら長すぎたので目次を付けました。
(追記 2021年4月18日)

真っ青な出来事

きれいな青いスニーカーを自分の靴だと思うようになって1年以上経ちました。

地味な服に適当な靴だった自分が、2019年12月から靴だけは身に着けたことのなかった鮮やかな色を選ぶようになりました。
新しい靴で職場に行ったとき、最初は周りの人から突っ込まれて、青い靴を「ドラえもん」とか「球団のチームカラー」と言われるので「これはアイドルさんの色」と答えていました。

青は何足か買ったうちの一つでした。
我が家にとって大きな出来事があり、それまでしていなかった家業の手伝いをするようになりました。
体力的にしんどいことよりも自分の精神がへこたれないようにどうするのか、ふいにダメになる気持ちを“大丈夫”にする方法を考えて、まず思い浮かんだのが株式会社DDのアイドルさんたちでした。

靴の理由

私は株式会社DDのアイドルさんたちを推しています。
推しを推す気持ちを自分の元気に変えようと、推し色の何かを身に着けたくて、思いついたのが靴でした。

推し色の靴は、玄関で履いた瞬間 自分を切り替えてくれて、足が少し軽く感じられて、見たいときに見られるけど、集中したいときには目に入らない距離がちょうどよくて、ふいに力が抜けて下を見たらそこにある。
アイドルさんたちも頑張ってるんだろうなと思い目をやっては、背中を押してくれるわけじゃなくて、目が覚めたように顔が上がる、ダメじゃなくなる。

足元を見ると、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を思い出しました。
その瞬間にやれることをやれるだけやる。

2020年春

家にとっての大事が収束したころ、今度は新型コロナウイルスが存在感を増していました。
いろいろなものが延期・中止になり、これだけはと思っていた一つ一つが無くなりました。

2020年3月、複数持っているツイッターアカウントのうち、特にアーティストさんの情報収集用のTLに流れてくる言葉が時折 断末魔のように思えて、目をそらせるように株式会社DD用のアカウントばかり見るようになりました。
人に思いを寄せられる、優しい世界を見ているようだと思いました。

人を集めるエンタメが窮地に立たされることに憤慨しながら、決して潤沢ではない自分の余力をどこに使うのか。
それはどこには使わないのか、切り捨てるものを考えることと同じで、好きだけですべてに手を出せなくて、ここだけはと思って私はDDを選びました。
客入れの公演ができない代わりに、DDでは3月から配信ライブをされていたこともあり、いろいろ失っていく状況で唯一の支えのような楽しみになっていました。

このときも、私はため息をついては靴を見ていました。
青、緑、紫・ピンク、エメグリ…
何色か持っているうち、よく履くようになったのが青でした。
DDの青は、パンダドラゴン 祐矢くん、ちょこぼ ぱんめんさん、cosmic!! つるてぃーさん、DDベイビーズ 青野精一郎さん……。
なかでも自分は、パラゴンの祐矢くん推しです。

青を推すきっかけ

祐矢くんのことを最初に面白いと思ったきっかけは2019年のツイキャス
ちょうどパラゴンをもっと知りたいと思っていたときに、個人配信を初めて聴いたときのことです。

あまり文章にされたくないと思うので畳みます。 クリックすると内容が出ます

ようたくんが“『Hi!』のHです”釈明配信をお風呂場からされて、こいつぁ人たらしだと心のメモにとどめたところで、祐矢くんの配信もあって聴きに行ったら、今度は“好きな人(先輩)とのLINEのやり取りで、気にしてしまってメッセージを送れない。”というようなことを、ファンの子たちにこぼして「恋だよ」「恋愛相談室」と突っ込まれていたのが、面白かったからです。(2019年6月12日夜)
ようたくんの配信と対称的だったので余計に。

祐矢くんが「むりだよ。」と言いながら「みんなすごいね。」と返してるのが可愛かった。
メッセージをどんどん音読していくのも可愛かった。
心配になるくらい吐露していて、聴きながら笑ってしまった。
配信冒頭の挨拶では、一人ひとりの名前を読み上げては「ありがとう」って返すのも可愛かった。

ダンスはしなやかで、たまにやりすぎなくらいセクシーだし、はじめはクールな印象を持ちましたが、中身は結構可愛くて、ちょっとおばかさんで、まっすぐで。
アイドルとして磨いていくのは歌とダンスだと思っていたけど、祐矢くんを知って楽しみだと思ったのは、どう人間味が磨かれるんだろうということでした。
(上から目線なのかもしれません。申し訳ないです。でも思ってしまったのは事実です。)

人付き合いに自信がなさそうな祐矢くんがファンさんに見せる姿は、まるでそこそこ大きなワンワンが安心したようにそばで鼻を鳴らしたり、嬉しそうにぶんぶん尻尾を振るみたいで、この子がアイドルさんとして磨かれたらどんな姿を見せてくれるんだろう。
それを楽しみにしようと思いました。

2020年夏

気分によって靴を履き替えていましたが、あることをきっかけに青の靴しか履かなくなりました。

2020年7月、祐矢くんののどの不調と診断結果が発表され、イベント出演中止。
ただただ容体が心配だったことと、一過性ではなく長引くのではないかということと、不安しかありませんでした。
自分のおろおろしてしまう気持ちを静めるためと、願掛けの意味を込めて祐矢くんがライブに復帰するまで、青い靴しか履かないと決めました。

7月末にはミュージカル「Phantom Quest」の発表もあり、無理はしないでほしくても無性にうれしくて、企画が存在していること自体に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
キャストに祐矢くんが入っていることが本当にうれしかったです。

8月の誕生日配信でようやく元気な姿が拝めて、何事もないように喋っている様子を拝見して、やっと気持ちが落ち着きました。
のどについて触れるほどではないのか、意図的に触れないのか、分かりませんでしたが、祐矢くんが自分から見せる姿がすべてだと思って見守ろうと思いました。

8月はライブに復帰され、これからだと思う気持ちと、無理はしないでほしい気持ち。
ファンの一人として祐矢くんがステージに立っている姿を見られたらそれでいいという気持ちもありましたが、全力でステージに立ちたいだろうなと思うと複雑でした。
祐矢くんの歌い方が変わったように思い、周りの方のサポートもあるだろうから大丈夫なんだよと自分に言い聞かせていました。

ライブに復帰するまでと思った青い靴は、本当に安心できるまで履くことにしました。

2021年9月

「Phantom Quest」降板。
のどのことを考えての結果。

ちゃんとブレーキがかかったことへの安心とファンとして楽しみにしていた分 本人はもっとしんどいんじゃないかという心配。
願掛けのつもりの青い靴をじっと見ては、しばらくため息が漏れました。

それでも祐矢くんが見せてくれる姿は、残念ながら諦めた人ではなくて配信ライブへ挑戦する人でした。

2020年の配信ライブ

ただでさえコロナ禍に翻弄され、満足にライブが行えない状況でありながら、“今しか見せられないもの” を “できないこと” をという姿勢で行われる配信ライブ。

買うのを逃してしまったライブもありましたが、できるだけ観ました。
DDの配信ライブはお値段がリーズナブルなのに視聴期限が設けられていなかったため、どんなに忙しくても買っておけば見逃すことがなくて、本当に助かりました。
童謡「ほたるこい」の歌詞のように、こっちのライブはどうかなと観るうちにDDのライブばかり楽しみにしている一年でした。

お客さんを入れたライブも開始され、応援し続けたファンの皆さん、オタクを見て喜ぶアイドルさん、その場では見えないスタッフさんも含めて、報われてほしいと願わずにはいられませんでした。

DDの祐矢くんと青の願掛け

祐矢くんが好きなことについて語りだしたら止まらない人として扱われるのが結構うれしかったです。
ところどころ不器用なのも、特徴になったら武器になる。おいしくなれよと思いました。

祐矢くんのことを、最初は失礼ながら“人付き合いが苦手だけど、結構頑固で回りを困らせるタイプの人”なんじゃないかと思い、自分と少し似ていると思いましたが、全然似ていませんでした。

祐矢くんは自分が持っていないものをたくさん持っています。
実直で、情熱的で、生真面目で、実現していく力強さ、理想を目指す気持ち、けっして驕らず自分を正していく姿勢……
自分に無くて、祐矢くんから感じられる力を、少し借りたくて最初は自然と青を履く回数が増えたのかもしれません。
元気がほしいと思って選ぶ色は毎回、青でした。
しだいに青は自分の靴だと思って履いていました。

願掛けのつもりで青を履くと決めたものの、身に着けるタイプの魔法のようなもので、癒されるのは自分でした。
青い靴を見ると、「“絶対”はない」という祐矢くんの言葉を思い出しました。
自分を調整する言葉になっていました。

祐矢くんののどの話があまり聞かれなくなったので、願掛けは2020年いっぱいとしてもいいのかもと思うようになりました。

2021年1月

新年が明けて、そろそろ別の色の靴を履いてもいいのかもしれないと思いながら、毎朝選ぶのはやっぱり青でした。

2021年1月12日、祐矢くん、卒業発表。

青天の霹靂。
心の中で天変地異が起きました。
嘘だったらいいのに。というのが率直な感想で、とても言葉にはならない感情で、ただ言えるのは、辞めないでほしいと思いました。
同時に祐矢くんの人生は祐矢くん自身のものなので、今はアイドルとしてその一片を見せてくれているとしても、決して邪魔したくない。
祐矢くん自身の決断を応援したい気持ちはあっても、率直に「わかったよ」とはなれない未練たらしさで、どうしようもなくなりました。

他のメンバーがブログの中でそれぞれの思いを言葉にしてくれて、

(要約)
“短期間で受け入れてもらおうとは思っていません。
何日、何か月、何年とかかってしまうかもしれないし、受け入れることが難しいこともあるかもしれません。”(なるきくん)

“すぐに受け入れることは厳しくて、長い時間がかかってしまうかもしれないけど、どうかゆっくりでも、この大きな決断を受け入れていただき、最高の形で祐矢の背中を押してあげられたら”(たいがちゃん)

すぐに受け入れなくてもいいという言葉に、少なくとも自分の気持ちを無理に殺さなくていいんだと思うと、少し気持ちが軽くなりました。
本当に何年も思い続けちまうぞこのやろーです。

パラゴンが祐矢くんの居場所の一つとして、在り続けてほしい。
どんな形であれ、いつになったとしても、戻ってきていいんだよと期待しちまうぞこのやろーです。

卒業発表後、祐矢くんが自分の考えを直接言葉にしてくれる個人配信がありました。
その配信のビジュが良くて、なんだかすっきりしているように見えて、この決断は祐矢くんにとって良いものなんだと分かりました。
もう何も言うめぇという気持ちになりました。

青い靴は、祐矢くんの卒業ライブがある3月31日を最後に履けない、もう履かないと思いました。
逆にそれまでは、毎日履き続けようと思いました。

はじめてのライブと祐矢くんのサイン

自分が初めて参加したアイドルさんのライブは、2019年9月のパンダドラゴン「はじめてのおつかいツアー」です。
推しチェキが当たって、そのチェキが当たるとどうなるのかもよく知らないまま、誰がいいか聞かれたので「祐矢くん」と答えました。

感想は恥ずかしさで形容しがたいのであまり書きませんが、一言でいうと雄みと可愛さの共存で頭がパンクしました。

推しチェキには、隣のぱっちくんから借りたペンでいろいろ書いてくれました。
裏にも書いてくれて、気づいたらサインがにじんでしまいました。
祐矢くんのサインは複雑です。
これでもかと盛り込まれているように見えた祐矢くんのサインが本当はどうなっているのか気になりました。
物販にある写真を買えば分かることでしたがそのときは知らず、いつか答え合わせをしようと思って、はじめてのライブを終えました。

2020年3月、株式会社DDでサインチェキが販売されました。
当然 祐矢くんのサインチェキを購入し、届いたものを見て心が震えました。
印刷されているのかと疑うくらい、にじみもつぶれも一切ない綺麗なサインが書かれていたからです。
他の方からしたら大げさに思われてしまうかもしれないくらい感動しました。

全くにじんでいないのが不思議でした。
憶測ですが、チェキ一枚サイン一つを相手に届けるために、真摯に向き合って、妥協しないように丁寧に取り組まないとこんなに綺麗なサインチェキにならないんじゃないかと思いました。
この半年あまりでアイドルさんとして祐矢くんがなんだかすごく成長しているように思えて、少しのことも乗り越えていく人だと思いました。

そしてやっと読めたサインに盛り込まれていたのは、パラゴン加入時にとられてしまった苗字「わたなべ」と「Thank you」でした。
これも自分の勝手な考えですが、アイドルさんとしての自己紹介ではなく、祐矢くんがずっと大切にしているものが込められているサインなのかもと思いました。
いつかサインが変わることもあるのかもしれない。
そのときが来ても来なくても、祐矢くんが見せてくれるものを楽しみに思いました。

パラゴンのすごさ

祐矢くんだけの話ではなくて、ほかのメンバーも画面越しで拝見するより、現場でお会いするほうが何十倍何百倍も惚れてまうやろです。

パンダドラゴンに少しでも興味がおありの方は、迷わず対面式の特典会へ。是非。
無理のない情勢になったあかつきには是非。
(自分は1回でこれ以上は心臓がだめになると悟った負傷者なので、死ぬ勇気ができるまで自分の参加は見送る所存ですが、他人には本当にお勧めしたい。

心の処方箋

卒業を知ってからしばらく、DDのライブを観ても、まるでバスタブにお湯を溜めようとしてるのにずっと栓が抜かれたままになっているみたいに、感動が逃てしまいました。
久しぶりに私の心は仮死状態になりました。

自分という人間を何十年もやってきたので、ある程度、自分で自分の心の処方箋が分かります。
それはほとんど、音楽を聴くか、好きなものに触れるか、新しいことをするか、自分で生み出すか、何かに没頭するか、ひたすら漫画を読むか、猫を愛でるか、ボーっとして何か浮かんでくるのを待つか、寝るかです。
好きか寝るかのほぼ子どもです。たまにあほの子でよかったと思います。

自分の心の処方箋を考えるときに、エンタメは大きな力を発揮します。
誰かが生み出してくれた、人を楽しませようとする結晶は、自分にとって心の薬です。
心が動くものと動かないもの、DD以外にも目を向けながら、まだ感動できる気持ちを見つけて、また自分に戻りました。

1年と少し、青い靴を履くことは、自分の心の処方箋でした。
パラゴンの祐矢くんのことを知っているから湧いてくる、魔法のような元気でした。

きっとアイドルさんの数だけ、このような魔法は存在しているのかもしれません。

アイドルさん

これはただ自分の余談なので畳みます。 クリックすると内容が出ます

今の自分はなんだろう考えるうちに思ったことがありました。

もともと、好きなものを増やしていくほど自分が豊かになると思い、一つ知ればその次その次と辿っていって、自分が好きになれるかもしれないものを探してきました。

アイドルさんに対しては、リアルタイムで進行する物語を覗く気持ちでした。
好きになる瞬間よりも、時間を積み重ねてそこからどう変化していくのか、これからどんな瞬間をくれるのか、それがどんな瞬間でもその目撃者になれることが嬉しかったりして。

一つの完成されたものを好きになるのと、それが育まれていく過程そのもの、好きになったものが今よりもさらに磨かれていく成長過程を時間ごと楽しみたいという気持ちは、自分にとって3次元と4次元くらい大きな違いがありました。

一刻の苦悩や葛藤があってもステージの上では打ち破るような全力のパフォーマンスを見せてくれて、心残りが出来ても、本人的に盛れてなくても、笑えても笑えなくても、時折ある光る一瞬、見逃せない、何かに気づいたときや成長している姿が見られたら、ものすごく楽しい。
たくさんのものを積み重ねて物語になっていく。

そこにはファンという存在が大きく影響していて。

家族や友人とは違いますが、自分が生きている時間をかけて見守ったり応援していたら、それは人生の一部です。
居なくなったら、自分の一部を失うようなものだと知りました。

家族や職場の方、“この人すごい”と尊敬して自分の模範にしている人が自分の中に何人かいます。
好きなアーティストさんもたくさん居て、好きな楽曲もたくさんあります。
好きな作家さんや好きな作品も。
それらには尊敬や憧れや畏敬の念や共感やいろいろな感情から、たくさんのものをもらいました。

自分が“人”自体を好きになってしまったのは、“アイドル”と呼ばれている人たちでした。
自分にとってアイドルさんは人の魅力の塊でした。
人自体の魅力とその良さを表すような楽曲と非日常のようなライブで日々積み重ねて盛り上がったものが輝く瞬間、この人たちに出会えたこと自体を自分の自慢のように思えてしまう。
アイドルさんって無限大に最強なのでは……とさえ思えます。
言葉では語り尽くせない推せる気持ちというのが、自分の力になりました。

そして友人と話していると、自分にとってのアイドルさんのような存在が、たくさん居らっしゃるものだなと思います。

6人+1人、ときどき公式さん

卒業を知ってからの約2か月半、特にパラゴンに対しては自分の中の時間を止めてしまって、全く追いつけずにいました。
いろいろな4月以降を考えて、寂しくて、もとのように心が動かないんじゃないかと思いました。
いろいろな“かもしれない”を考えて、期待して、想像するのをやめました。

アイドルさん、祐矢くんを推したきっかけは、知った瞬間の祐矢くんから1年後2年後……ファンの子にどんな気持ちを与えるアイドルになるんだろうという興味でした。
自身に対して辛口で、可愛いって言われたらすぐに「可愛くないよ」って返すけど、アイドルさんよりそばでしゃべってる男友達みたいで、周りのことはよく見てて信頼してるように褒めるし、「ありがとう」は忘れないし、ちょっとぬけてるところとか未完成に思えた部分が面白くて、目標に向かって成長しようする力が強くて、有言実行で、言動が自分の力になったりして……。

自分が読み続けたいと思った物語、パラゴンの祐矢くんは、“アイドル”でなくなっても、自分が推せると思った人です。
“祐矢”くんから元気をもらったことは変わりません。
見せてくれた人生の一片の続きが、ファンとして思い描いた7人の未来でないだけで、自分にはこれからも祐矢くんらしく生きていくことしか想像できません。
そして、君がなくなるわけじゃない。
未来は閉ざされずにものすごく広がっています。

一瞬ではなく長い間見たい、成長する姿が見たい、どんな姿を見せてくれるだろうと楽しみにしてきたのは、残る6人に対しても同じでした。
パラゴンから祐矢くんがいなくなっても、パラゴンは必ず成長する。
これは絶対だと思える。
あの6人だもん。
1人の穴を埋めるとかではない、新章のはじまり。
そう想像したら、寂しいのは今だけじゃないかと思えるようになりました。

あと公式ちゃんさん、またときどき、笑いをください。

3月の終わりになって、青い靴をまた履くだろうと思うようになりました。
4月が来たら洗って、心が落ち着いたら、また本当に元気が出ない日に履くかもしれません。
「“絶対”はない」と、物事を決めつけずに今すべきことに向かう、無理しなくて済む気力をくれる、目を落としては顔が上がる。
この靴にそんな魔法がかかっていることは自分しか知りません。
職場に久々履いて行ったら、また「ドラえもん」と言われるかもしれません。
こりずに「これはアイドルさんです。」と答える気がします。

2021年3月31日

祐矢くん、卒業。

アイドルとしての3年間を駆け抜けたこと、おめでとう。
祐矢くんには祐矢くんの苦悩があったはずだけど、アイドルさんとして見せてくれた姿はファンの財産です。
本当にありがとうございました。
無理はしないでね。のどは大切に。

またね。