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浅井さやかさん率いる オリジナルミュージカルカンパニー「One on One」。
2020年11月に公演が行われたミュージカル「Phantom Quest」(略PQ)をきっかけに、浅井さやかさんにひかれて「レプリカ」を配信で拝見しました。
そこで One on One ……めっちゃ面白い……となりました。
時間が経ってしまったので今更ではありますが、少しでも感想を書いておこうと思います。
いきなり余談
いきなり余談ですが、子どもの頃の記憶で“ミュージカルは見たくない”と言う有名司会者の方に面白おかしく話す市村正親さんをテレビで拝見して、自分がミュージカルを見たらどう感じるのか知りたいと思いました。
もともと一度は見てみたいと思っていたこともあり、大人になってから劇団四季と宝塚歌劇の公演を1回ずつ拝見しました。
“まずは1回”という気持ちで、どちらも2階席の隅のほうでした。
残念ながらそのときは座席と自分と色々な相性が噛み合わなかったのか、舞台上で繰り広げられる物語も心情も自分には遠いものに感じてしまい、没入感は乏しかったです。
ただダンスが始まると人の力に圧倒されて、“これは演者さんのお顔を正面から拝見したら魂を吸われるんじゃないか”という畏怖感がありました。
“次はいい席を”と思いつつ、どちらもまだ2回目はありません。
ミュージカルが面白い
初めてミュージカルの面白さを知ったのが、「Phantom Quest」でした。
PQは出演者が株式会社DDに所属するアイドルさんたちで固められたオリジナルミュージカルです。
演者さんに対する好きの基盤があるものの、それ以上に舞台の上で繰り広げられているものが面白くて、ミュージカルの歌唱は人の心情を空気に溶け込ませるように放出させたものなのかと思いました。
“なぜか歌いだす劇”ではなく、歌唱に濃縮された面白さがある演劇でした。
演劇と歌の良いとこ取りに、言葉にならない部分がダンスで伝わってくる、好き。
となりました。
PQ = 出演者自身の良さ × 個々の魅力が爆発するキャラ × 物語の面白さ × 広がりのある世界観 × アイドルさん自身の物語もあわせて奮起される楽曲 = とてつもなく面白い。
浅井さやかさんが生み出す作品は、面白いの宝庫では!?
もっと浅井さんの作品を観てみたい!!!
となりました。
レプリカ
One on One 31nd note
「レプリカ」
PQの振り返り配信の最後で、次回作の「レプリカ」のお話をされた際に、浅井さんが言われた“レプリカは一生やりたい作品”というような言葉が引っかかっていました。
観られるものなら観たいけど、会場へ行くのは地方民として無理……。
諦めていたところで配信もあることが発表され、いっよっしゃぁああーー!
という感じで、パターンA(敬称略:秋沢・千田・蔵重) の配信チケットを購入しました。
ここからは拝見した際の感想です。
上手くまとめられないので、諦めました。
先に謝ります。見苦しいです。申し訳ありません。
印象その1
蔵重美恵さん、面白すぎちゃいます!!!
喋り出されたらなんか全部持っていかれてしまって、おじさまなのかな?おばさまなのかな?(失礼すぎて申し訳ないですが、最初の印象です) 、DDって言った!取り込まれてる!いや、おれが取り込まれていくぅぅう……もっと見たい。
(蔵重さんを待つ気持ちに)
印象その2
千田阿紗子さん、いい女だ……いい女……すぎちゃう……?!??!!?
PQ振り返り配信では、“聞き上手なただのお姉さん”くらいに思ったのに (失礼しました) 、めっちゃ……めっちゃいい女が舞台の上に……。
歌……歌……歌が……なにこれ……歌なのか?セリフなのか?
心情が弾けて出てきたものが口から漏れ出たみたい。
しかも胸の奥の大事なところにしまってあるものに、光を当てたらすごく綺麗に輝いたみたいな。
……しみる。
千田さんの存在自体が沁みてくる……。すごい……。
印象その3
秋沢健太朗さん、……うぅわっ歌うま……好青年の皮が剥がれていく……ぅっわ……マナト、ジェットコースター……。
パターンAを拝見し「レプリカ」熱が冷めやらなかったので、Youtubeで配信された「クピトーーク!!」も拝見すると、別公演も見たくなり、当初 配信の最終日が祝日だったのでギリ間に合うならとパターンB (敬称略:秋沢・田宮・坂口) も購入。
印象その4
あれ?マナト別人?(キャスト名を確認する)秋沢さん……。
えっ……秋沢さんだけど、印象違う。なんか友達思いの好青年……。
同性からもモテそう……。怪しい優男じゃない。けっこうずっと好青年……。
印象その5
田宮華苗さん、芯の通ったいい女。
強さと愛嬌があって憧れちゃう女性だ……千田さんとはまた違ういい女だ……。あねご。
あねごって呼びたくなっちゃうけど、あぁレプリカ……。
A公演と違う、なんか爽やか……でもレプリカ……。
印象その6
坂口湧久さん、かわいいっ!!
蔵重さんと全然違うクピドで、マナトとのコンビいいな。友達じゃん。
クピトーークで話に出ていて、観てみたかったピアノ弾くシーンだ。
印象その7
えっこれ、出演者が1人変わったら新しい公演みたいな新鮮味あるんですか……もしかして……。
無限大……?
舞台の印象
「レプリカ」は最小限の舞台装置で、余白を想像力で補う舞台でした。
作り込まれた舞台装置よりも、むしろ余白があるから抽象的な表現も面白かったです。
自分は狂言が好きなのですが、狂言も見る側の想像力で補う部分があります。
能舞台の上では、例えば三角形に歩いて「〇〇に着いた」と言うだけでどこにでも行けますし、桶1つが色々な役割を担います。
分かりやすい舞台転換や説明がなくても、頭の中で場面を完成させるので、ある意味自由です。
仕上がった舞台の劇団四季や宝塚歌劇よりも「One on One」の舞台が自分に馴染んだのは、この余白の魅力があるのかもと思いました。
さらに物語の親近感もあると思います。
拝見したことがある舞台が数えるほどしかないので、もっと色々なものを観てみたくなりました。
そして舞台はめっちゃ沼じゃんと思いました。
当初1月11日までだった配信は、ありがたいことに31日まで延長されており、配信公演も追加されました。
もう一度観たい、定点でも観たい、別キャストでも観たい、ありがとうございます!でした。
しかし1月12日に株式会社DD内の推しの卒業が発表され、自分の心が瀕死状態になり、以降 心が動けずにいました。
卒業する推しの個人配信があり、しばらくして落ち着いてきたころに、もう一度拝見したら、やっぱり面白くて、まだ感動する心が残ってるんだと思いました。
感情がまだある。良かった。まだ自分は大丈夫だと思いました。
31日が休日だったので、ギリギリ観られるかもと思いパターンF(敬称略:秋沢・千田・蔵重:別日) を購入しましたが、結局 我が家のWi-Fi事情と時間切れで最後までは観られませんでした。
千田阿紗子さんが面白い
「千田阿紗子ライブ2021春」
千田さんのライブがあると知り、これは観ねば聴かねば払わねばと思い、またギリギリになってしまいましたが配信を拝見しました。
投げ銭システムが導入されていたのは、ありがたかったです。
(微々たる助力しかできませんが、良いライブほどタダで拝見するのは心苦しいので。)
『千田阿紗子ライブ2021春』
— 千田阿紗子 (@sendaasako) 2021年3月7日
曲順と楽器をボールくじで決めるという破天荒ライブでした(笑)。
はんださんすごすぎ。
最初のピアノ緊張しすぎ。
異邦人のピアノやばすぎ。
ペンライト最高すぎ!
全部楽しすぎ!!
本当にありがとうございました!https://t.co/w0SMShTTe0https://t.co/OYFJpL4fEE pic.twitter.com/d2U0cj3oeM
千田さんの印象は、
昔大切にしていて引き出しの奥に仕舞ったきりになっていたガラス玉をふいに見つけて、すり傷がついているガラス玉に久々光を当てたら、その傷ですら美しく輝いているように見えて、当てる光によって違う輝き方をするので、どんな光を当てたらどんな景色を見せてくれるだろう、もっと見たい(聴きたい) という感じでした。
当てた光で手のひらの上が暖かくなってきて、ハッと我に返ったらその温もりは自分の体温じゃないかと思えて、ガラス玉を優しくなでて そっと元の場所に戻したくなる感じです。
全然うまく言えませんが、古い傷痕を見たら自分の生きてきた記憶が蘇って、過去の自分が大切にしていたものが、これから生きる自分の強さに思えるような温かさを感じるというか。
なんだそれ、うまく言えない。
いや、うまく言えないのが正解な気がするという感じです。
歌では聴かせて、特に「異邦人」では千田さんがピアノを弾かれると一瞬でコメディになって笑いました。
時間がなくてトーク部分を飛ばしてしまいましたが、唯一聞けた はんださんの“町田で買った3000円のギターをずっと使ってる。それをエアレコにしたから今年ギターを弾いていくって決めた。”という話が衝撃的でした。
無題 ―1[MONO]―
One on One 32nd note
無題 ―1[MONO]―
作・演出・音楽 浅井さやかさん
公演期間 2021年4月14日(水)~18日(日)
開幕まであと4日!!!!
— One on One (@OneonOne_staff) 2021年4月10日
明日は稽古最終日。
シーンが積み上がり、生まれ変わり、創られていく毎日です。
ご期待くださいませ。https://t.co/nAzVfriXyZ#無題MONO
↑ハッシュタグ、ご活用ください😊 pic.twitter.com/BtWaJCKXJz
なぜこのブログを書こうと思ったかというと、「無題 ―1[MONO]―」が観たいんです。
現在発表されている情報に配信チケットが無いんです。
なんということでしょう!!!
いや、待つ!!!
(配信とDVD発売が発表されました!!!)
もともと、株式会社DDのラジオドラマで取り扱われた作品の原作だという話は知っていたので、もしも公演があるなら観たいと思っていましたが……会場へは行けません。
蔵重さんが出演される公演が観たい……。
千田さんが出演される公演が観たい……。
掛け算で面白くなる公演が観たい……。
非売品スペシャルCD欲しい……
浅井さんの公演の面白さを知ってしまった……。
こげる……。
いや、待つんや……。
待つ……。
最後まで…希望を捨てちゃいかん。
20周年、おめでとうございます。
「One on One」の
舞台が
見たいです……
部屋の掃除で出てきた..昔の手書きの楽譜たち。
— 浅井さやか (@sayachin_asai) 2020年4月16日
先日ボイスドラマでリメイクさせてもらった「セカイノイロ」は2005年上演の「1[MONO]」という作品を元にしたものでして..
その中の「セカイノイロ」(歌詞付きだと「鮮やかな世界」というタイトル)久々に弾き語ってみましたw
ミスタッチはご愛敬w pic.twitter.com/bfwckGz2Ba
収録配信とDVD発売
【拡散希望】
— One on One (@OneonOne_staff) 2021年4月19日
One on One 20周年記念公演 第一弾
『無題-1[MONO]-』
収録配信&DVD発売決定!!!
◆収録配信(5月上旬予定)
◆DVD発売(6月中旬予定)
内容などの詳細は追ってご案内いたします!
もう少しだけ、無題MONO、お楽しみくださいませ!#無題MONO #Oneミュ pic.twitter.com/VNm4AyLncN
楽しみです!!!